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関宿城と外郭放水路

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緊急事態宣言と梅雨が一休みしている間に、利根川が江戸川と分流する地点に建てられた関宿城と外郭放水路を見学してきました。

 

〇RiverLinkの事務所と関宿城、外郭放水路の位置関係


 

関宿城

関宿城は利根川と江戸川の分流点にある博物館で、利根川や江戸川周辺の洪水対策事業や水運、人々の暮らしなどが展示されています。詳しくは関宿城のホームページをご覧いただき、興味も持った方はぜひ訪れてみてください。「富士山との写真を撮るなら関宿城!」といわれるぐらい富士山が綺麗見える場所ですので冬の晴れた日がお勧めです。

最近、コロナ禍で鬱々としている方も多いかと思いますが、利根川、江戸川という雄大な自然の水の流れを感じながら、洪水と人間の長ーい歴史に思いを巡らせてはいかがでしょうか?

〇利根川の東遷

現在、利根川の河口は銚子ですが、元々は東京湾だったそうです。江戸時代以降、人工的に徐々にその流路を東側に移動させてきました。それが「利根川の東遷」です。飛行機のない時代、江戸の街を洪水から守ることを目的に、利根川東遷事業を考案し、実行した方々の想像力と行動力には感服します。

 

外郭放水路

「翔んで埼玉」や「仮面ライダー」などなどで多くの映画、ドラマで利用される「首都圏外郭放水路」、数年前から行きたいと思っていたのですがなかなか予定が合わず。やっと訪問することができました。この「首都圏外郭放水路」は映画やドラマのためではなく、荒川と江戸川に挟まれたどこにも水を排水できない地域を水害から守るために作られています。

施設を案内してくれるコースが4つ設定されており、今回は「迫力満点!立坑体験コース」で案内いただきました。詳しくは「外郭放水路のホームページ」をご確認いただき、機会を作って行ってみてください。損はしませんよー。

外郭放水路は5つの立坑と排水装置が設置された調圧水槽で構成されています。洪水時に上地図にある河川から「大落古利根川→第5立坑」、「幸松川→第4立坑」、「倉松川、中川→第3立坑」、「18号水路→第2立坑」から立坑に水が流れこみ、第一立坑を通じて調圧水槽に流れ込みます。調圧水槽に貯留された水はポンプを吸い上げられ江戸川に排水されるそうです。

洪水時の水が流れ入る管、水槽なので、「土砂やゴミなどいろんなものも一緒に流れ込むので、臭いだろう」と想像していたのですが、施設に土砂やゴミが極力流れ込まないような工夫がなされていることや、施設を長期間利用することを目的に土砂やゴミの撤去掃除をしっかりされているそうで、とても綺麗で異臭も全くない状態でした。映画やドラマで頻繁に利用されることや、我々のような施設見学者が毎日いることも、施設を綺麗に利用する上で重要な役割を担っているように感じました。

梅雨真っ只中ということもありムシムシした日でしたが、施設が綺麗だったこと、そして非常に感じ良く施設を案内いただけたことで、とても有意義な時間を過ごすことができました。江戸川河川事務所の方々ありがとうございました。これからも洪水調節に加え、日々の施設管理、案内、掃除等々頑張ってください。どうぞよろしくお願いいたします。