今回は第2回ということで、2015年1月から3月のことを振り返ってみます。
2015年1月~2015年3月
2014年の年末頃からプログラム開発、改良の業務をいくつか受注することができて日本国の年度末に向けて必死に開発を行っていた時期でした。河川の流れや河床変動に係るプログラム開発は、私の原点技術でもありますので、喜々として開発していました。
また講習会案件もいくつかあり、iRICに係る講習会以外にも、土砂水理学に係る講習会も行わせていただきました。
さらに、北海道大学とソウル大学の共同研究プロジェクトにも参画させていただき、ソウル大学中心に開発が進められていたRiverAlarm-KとiRICの機能連携に係る調査も行わせていただきました。現在は微妙な関係になっている両国ですが、このときはソウル大学の関係者らとしっかり協力して業務を進めることができました。このプロジェクトはこの後2016年の4月頃まで続きました。今はどうなっているか不明です。。。
多摩川
東京に引っ越し、起業して以来、挨拶まわりやプログラム開発、講習会などに必死だったので、この時期まで東京近郊の河川を訪れる機会を作ることができていませんでした。そこで1月の休日に、資料を読んだことがあった多摩川の河床低下対策の場所に行ってきました。
私は現地に行って自分の目で事実を確認することが好きです。業務で必要だから現地に行く場合もありますが、現地に行くと水理現象や河川管理、防災など様々な側面からいろんなことを考えさせられるためです。
例えば多摩川の河床低下対策の河床には、土丹と呼ばれる粘着性の土塊?のようなものを確認することができました。なぜ河床が砂や礫ではないのか?どうして河床低下しているのか?河床低下すると何が問題なのか?なぜ土丹には縦筋のような形状になっているのか?などなど、いろんな疑問が湧いてきます。ある程度推測できることもあるのですが、分からないことも多くあります。そんな中、自分の無力さを認識したり、今自分ができることは何か?今後やるべきことは何か?などを考えたりしていました。
創業以来、現地に行く時間を取りづらい中で生活していますが、これからも機会を作って現地に行く企画をしたいと考えています。